【解説人語】リチウムイオン電池の事故増加 高温で発火、夏は要注意
全国で猛暑日が続く中、モバイルバッテリーなどに使われているリチウムイオン電池が原因とみられる事故が増えています。
製品評価技術基盤機構(NITE)のまとめでは、2020年から24年にかけて起きたリチウムイオン電池搭載製品の事故発生件数は1860件。発火したり、破裂したりする事故は、6~8月の夏場に増える傾向にあり、最も少ない2月の89件に比べ、ピークの8月は228件でした。
リチウムイオン電池は、長寿命で小型、軽量とあって、様々な製品に使われていますが、なぜ発火するのでしょうか。防ぐため何に気をつければいいのでしょうか。消費者庁を担当する、くらし科学医療部の井上道夫記者が解説します。